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スイレンは品種により性質が異なる |
スイレンには「温帯スイレン」と「熱帯スイレン」があり、性質も栽培方法も異なる。 |
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「熱帯スイレン」は日本で栽培するのは困難とされてきたが、やや耐寒性の強い性質のものなども作られ、気軽に栽培できるようになった。
花の美しい品種が多く、園芸店でも人気があるものの、温室がなければ冬越しに堀上げなどの作業が必要となる。 |
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容器の大きさに応じて生長する |
本来スイレンは、大きな池が似合う植物であるが、容器の大きさに応じて成長する性質があり、小さな容器でコンパクトに育てることも出来る。 |
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特に熱帯性にはその傾向が強い。 |
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品種によりやや不向きがあり、また容器が小さいと、花付きが悪くなる。 |
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日当たりを好む |
スイレンは日当たりが悪いと花つきが悪くなる。
少なくとも半日以上は日光を必要とする。 |
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肥料を好む |
肥料を好むので、元肥の他に定期的に追肥を行う。 |
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粘土質の用土に固形肥料を混ぜるようにする。
液体肥料は水を汚すので推奨されない。 |
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花付きをよくするためには肥料が必要であるが、過度に与え過ぎると根を痛めてしまう。
慣れないうちは少なめに与える。 |
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病気に強い |
スイレンは病気に強いが、ややアブラムシなどの害虫被害がある。 |
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メダカなどと共存させる場合は、安易に薬剤散布が出来ない。
(魚に害がない薬というのも販売されている。) |
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熱帯性は冬越しが難しい |
温帯性のスイレンは、寒くなると地上部が枯れて越冬することができる。
しかし熱帯性は、室内に取り入れる必要がある。 |
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取り込む場所がない場合は、堀上げて乾燥させないように室内で保管する。 |
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水質管理が必要 |
スイレンは水の中で育てるため、夏には蚊の発生に悩まされる。その対処は簡単で、メダカなどの小魚を何匹か入れ込めば解消する。しかし猫対策も必要となり、害虫が発生した時にむやみに薬剤散布が出来なくなる。さらに水がよごれやすくなり、きれいな水を保つのが困難になり、水の入れ替えや掃除作業が発生する。それが面倒な場合には、(容器栽培以外に)土を入れ水草などを植えると自然浄化作用が生れ、水質が保てるようになる・・・。
そこまでいくと、アクアリウムの世界に入ってしまう。 |
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実際、アクアリウムの世界からスイレン栽培に入る人もおられるらしいが、少なくとも「土いじり園芸」しか知らない人は「水いじり園芸」の世界を少し知る必要がある。 |
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植え替え等の作業が毎年必要 |
容器栽培の場合には、基本的に毎年植え替えするのが望ましい。
また水を定期的に入れかえたり、汚れをのぞいたり、追肥をしたりと、まめまめしく管理しなければならない。
熱帯スイレンの場合は、さらに室内に取り込むか堀上け管理する必要がある。 |
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池に温帯スイレンを植えるねであれば管理が楽であるが、熱帯スイレンを容器栽培するような場合は、スボラな人には向かない。 |
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