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アブラムシ |
ウメはアブラムシの被害を受けやすい。
なるべくなら天敵のテントウムシに頼りたいが、被害が多い場合は薬剤散布する。 |
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スミチオンなどが一般的であるが、アブラムシにも色色な種類があり、発生時期が少し異なり、また効果のある薬剤も異なる場合がある。 |
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果実利用する場合は、薬害の恐れがあるので、4月上旬くらいまでにとどめるか、当年の果実をあきらめるしかない。 |
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⇒ アブラムシの詳細 |
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葉を巻く被害を及ぼすアブラムシ |
ウメを食害するアブラムシの仲間には、葉を巻く性質のあるアブラムシもいる。 |
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葉が縮む縮葉病(しゅくようびょう)による被害と間違えやすい。 |
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葉を巻かれる被害を受けたら、葉が治ることがない。
毎年発生する場合は、発生前に薬剤を使用するようにする。 |
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粒状の強い薬剤を地面にまくと効果がある。 |
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果実利用する場合は、薬害の恐れがあるので、早い時期にまくか当年の収穫はあきらめる。 |
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イラガ |
イラガには数種類あるが、いずれも幼虫が葉を食害する。
葉の被害はそれほどでもないが、幼虫のトゲに毒があり、触れると鋭い痛みを感じる。 |
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イラガの幼虫は毒々しいトゲをはやしたケムシ。
イラガがいるのを知らずに触れてひどい目にあうこともある。 |
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発生時期 |
【6月】 |
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対処法 |
見回りをして葉の異常を早期に発見することが大事。 |
◇ |
イラガの数が少ない場合は、ワリバシやピンセットなどでつまんで取り除くか、または枝ごと除去する。 |
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◇ |
発生が多い場合は、薬剤散布する。 |
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⇒ イラガの詳細 |
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ウメスカシクロハ |
ウメスカシクロハは新芽を食する害虫で、新芽の発育が悪い時は食害されている恐れがある。
しかし夜間に活動するので害虫そのものは発見しにくい。 |
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日中は葉茎のくぼみや地ぎわに幕を張って隠れている。 |
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発生時期 |
【4月 ~ 7月】 |
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対処法 |
よく見回りをして葉の異常を早期に発見することが大事。 |
◇ |
葉に異常がある時は、夜間に見回りをする。 |
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◇ |
発生が多い場合は、薬剤散布する。 |
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ウメケムシ |
ウメケムシは新芽や葉を食害する。
やはり夜間に活動するので害虫そのものは発見しにくい。 |
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日中は幹の割れ目や根元に隠れている。 |
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幼虫は白い幕状の巣の中に群がっている。 |
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卵は枝に産み付ける。 |
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発生時期 |
【4月 ~5月】 |
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対処法 |
よく見回りをして葉の異常を早期に発見することが大事。
幼虫の時期に発見すると防除も簡単で被害もない。 |
◇ |
幼虫のうちに巣ごと取り除く。 |
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◇ |
葉に異常がある時は、夜間に見回りをする。 |
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◇ |
発生が多い場合は、薬剤散布する。 |
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カイガラムシ |
カイガラムシには様々なタイプのものがあるが、基本的な性質は同じで、幼虫の頃に動き回り、適当な場所が見つかると固定して樹液を食する。 |
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通常は目立つような被害にはならないが、大量に発生すると外観を損ねる。 |
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発生時期 |
【5月 ~ 9月】 |
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幼虫の発生は5月から9月の間に何回かある。
成虫は1年中発生する。 |
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対処法 |
薬剤は幼虫の頃にしか効果がない。 |
◇ |
幼虫が大量に発生した時は、薬剤散布する。 |
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◇ |
固定した場合は、棒などで取り除く。 |
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