小さな園芸館 > 園芸メモ > 針葉樹・広葉樹
針葉樹 ・ 広葉樹
1月の園芸作業
2月の園芸作業
3月の園芸作業
4月の園芸作業
5月の園芸作業
6月の園芸作業
7月の園芸作業
8月の園芸作業
9月の園芸作業
10月の園芸作業
11月の園芸作業
12月の園芸作業
針葉樹・広葉樹 春の花 初夏の花 夏の花 秋の花 冬の花 トップページ
 針葉樹
針のように細い葉を持つ樹木のことを針葉樹という。
針葉樹はその特性から寒さを乗り切るのに有利な条件が揃っている。その為、厳寒地には針葉樹の森林が多く存在する。
細い葉
葉から水分の蒸発を最小限に抑えることが出来る。
ワックスで葉を保護している
葉の表面をワックスで厚くおおうことで、水分蒸発をふせいでいる。
凍結に強い吸水システム
水の吸い上げを効率的に行う導管が発達していないのが幸いして、茎の中の水が凍結するのを防いでいる。
一般的な植物は、吸い上げた水を通す導管が茎の中にある。
導管の中の水が凍結したり、氷が解けた時の気泡によって空洞が生じたりすると、水の吸い上げに支障が生じてしまう。
 広葉樹
幅が広くて平たい、表裏のある葉を持つ樹木のことを広葉樹という。
広葉樹には、落葉性のものと常緑性のものがある。そして、常緑性のものは、特に照葉樹(ショウヨウジュ)ともいう。
落葉性
冬の間は、葉を落として休眠してしまう性質のこと。
休眠することにより、寒い時期を耐えることが出来る。
冬の間は気温が低く太陽の光も少ないので、光合成の効率が悪い。しかし葉からは水分が蒸発してしまう。
栄養を得る為の条件の悪い冬の間は、葉を落として休眠してしまうというのは、冬越しのよい方法であると考えられる。
常緑性
1年中、葉をつけている性質のこと。
寒さに耐える能力が劣るために、寒い地域での生育は難しい。
冬の間は気温が低く太陽の光も少ないので、光合成の効率が悪い。
照葉樹 (ショウヨウジュ)
葉の表面をワックスで保護することにより、葉からの水分蒸発を防ぎ、冬越しに有利にしている。ワックスで葉の表面に光沢があることから照葉樹と呼ばれている。
常緑でありながら、冬越し対策をしている広葉樹。
しかし、針葉樹ほどは冬に強くない。
 HOME「小さな園芸館」
 索引【五十音順】
 索引【写真】
 園芸用語
 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁止します。
(c)2006-2008 A Pretty Garden ALL Rights Reserved.